神奈川県相模原市でヤマビルによる吸血被害が深刻化しているようです。
登山中の被害ではなく、畑仕事や庭の手入れの際にヤマビルの被害に会われる方が増えているようで対策が必要ですね。

ヤマビルとは血を吸うあのヒルの一種です。
山によくいるので「ヤマビル」と言います。
わかりやすいですね。
日本本土では唯一の陸生ヒルということで、水中以外でヒルを見かけたらまず間違いなくこのヤマビルです。
山の森林に生息し、渓流沿いのコケの多いところに多く見られるようです。
なので登山中に被害に会う方が多いです。
気づかれないうちに血を吸われその傷口が蚊などの刺されるよりも大きくなります。
咬まれた痕は丸い傷口になり、血液凝固を阻害するヒルジンという成分によってしばらくは出血が止りません。
約2時間も少しずつの出血が続く上、傷の治りも遅いのでヤマビルの被害にあってしまうと非常にやっかいなことになります。

ヤマビルの対策について考えていきます。
まず一番確実なヤマビル対策は服装に気をつけることです。
肌を露出しない服装をすればヤマビルの吸血被害を防ぐことが出来ます。
また「忌避剤」と呼ばれるものも有効です。
登山用のものなど、ヤマビル用の忌避剤が数多く販売されています。
靴やズボンなどに吹きかけることで、近寄ってこなくなるようです。

環境面での対策も効果的です。
登山など山地へ行く場合には、じめじめしたところや水気のあるコケの多いところには近寄らないようにしましょう。
住宅地や畑などでは草刈りや落ち葉の撤去が効果的です。
ヤマビルは環境の変化に弱く乾燥や高温には対応できないそうです。
風通りをよくして日がたっぷりと当たるようにすれば、強力なヤマビル対策になります。
住宅街などでもヤマビルの吸血被害が増えているようなので、しっかりと対策していきたいですね。

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