国産をしのぐほどの人気を誇るノルウェーサバの漁獲量が大幅に増加する傾向にあるとのことです。
ノルウェーサバの4割を消費する日本には恩恵のありそうな話です。
漁獲量が増えれば、サバの質が向上するだけでなく価格の低下も期待できます。
サバは脂の多い魚ですが、豊富な脂質は栄養面でタンパク質を補う働きがあり、体力をつけてくれます。
血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きもあるため血液を流れやすくもしてくれます。
そのほかにも健康や若さを保つために必要なビタミン類が多く含まれています。
数ある魚の中でも健康に関してサバほど食べて効果のある魚はないそうです。
すごい魚なんですね。
そんなすごい効能のあるサバですが、なぜ国産ではなく「ノルウェーサバ」が人気なのでしょうか?
答えはサバの脂の乗り方にあるようです。
まず同じサバでも種類が違うそうです。
ノルウェー産のサバはタイセイヨウサバと言います。
一方で国産のサバは夏に旬のゴマサバと冬に旬の真サバが主に食卓に上がるようです。
寒いところで育ったタイセイヨウサバは脂をたっぷり蓄えて育つのに比べると国産のサバは個体ごとに差が大きく脂の少ないパサパサとしたサバが売りに出されることもあります。
脂の乗った国産のサバはノルウェーサバに劣らないくらい美味しいのですが、流通数はノルウェーサバのほうがずっと多いため確実に美味しいノルウェーサバが人気があるようです。
サバのレシピと言えばサバの味噌漬けやサバのトマト蒸しなどを連想します。
ノルウェーサバは脂が乗っているのが特徴で、塩サバとしても販売されているので炒め物などで万能に活躍してくれます。
またノルウェーは品質管理や環境管理などが徹底しており、「トレーサビリティ」も機能しているため安心して食べれます。
安価で質の高いサバが来るのなら消費者としては非常にうれしいことですね。