日立製作所が世界一速いエレベーターを開発したと発表したそうです。
時速72キロ、分速だと1200メートルと驚異の速さを誇るエレベーターです。
なんとこのエレベーターを使えば1階から95階まで43秒で到着するそうです。
1分もしないうちに100階近くまで上昇するというのは、想像すると怖い気もしますね。
この「最速のエレベーター」は2016年に完成予定の中国広州市に建築予定の111階建てのビルに設置されることになっています。

世界最速というと台湾の「台北101」のエレベーターが有名ではないでしょうか?
こちらは分速1010メートルなので今回日立で開発されたエレベーターよりは劣ってしまいますね。
ところで日本最速のエレベーターはどこのエレベーターかご存知でしょうか?

東京スカイツリーと言いたいところですが違います。
日本最速のエレベーターは横浜ランドマークタワーのエレベーターです。
これは私もちょっと意外でした。

横浜ランドマークタワーのエレベーターは分速750メートルです。
対して東京スカイツリーのエレベーターは分速600メートルです。
ちなみにサンシャイン60のエレベーターも分速600メートルです。



横浜ランドマークタワーのエレベーターは世界でもトップクラスのスピードを誇ります。
というのもほとんどの上位に入るエレベーターが日本製というのが関連してくるかもしれませんね。
ランドマークタワーのエレベーターは三菱電機が製作しています。
一方台北101のエレベーターは東芝製です。

日本一高いビルの称号こそあべのハルカスに譲りましたが、この日本最速のエレベーターの称号はまだまだ保持しそうですね。
しかし技術力を示すために日本企業がしのぎを削るため、いつかは横浜ランドマークタワーの日本最速のエレベーターも持って行かれるかもしれません。
いつ、どんな建物が日本最速のエレベーターを導入するのか楽しみな気もします。