師弟で歌って踊るオナガセアオマイコドリという鳥をご存知でしょうか?
ダーウィンが来た!の放送で取り上げられる非常に珍しい鳥です。
オナガセアオマイコドリとはどのような鳥なのでしょうか、詳しく見ていきましょう。



オナガセアオマイコドリはマイコドリ科の鳥です。
求愛の際にダンスをすることから「舞子鳥」と名づけられました。
背中は美しいスカイブルーで頭部が赤く、長い尾が特徴的な鳥です。
長い尾はオスだけのものだそうです。
大きさはメスが大体14cm、オスが尾も含めて21cmから27cmほどの小型の鳥です。
生息地はメキシコ南部やグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカなどの熱帯地帯の深い森の中です。

動画でもわかりますが、オナガセアオマイコドリは鳴き声も特徴的ですね。
文字に表わすと「ドーレー」でしょうか?
可愛らしい姿とこの不思議な鳴き声は興味をかきたてますね。
そして何よりも特徴的なのはオナガセアオマイコドリが自然界では珍しい師匠と弟子の関係を持つ鳥だということでしょう。
この動画でも2匹でいますね。



オナガセアオマイコドリは師弟で歌って踊って求愛行動を行います。
それがこの動画です。
息の合った動きでダンスする姿は「舞子鳥」の名にふさわしいですね。
ちなみに弟子は師匠を引き立てるために踊るそうで、求愛が成功しても交尾をするのは師匠だけなのだそうです。
弟子は師匠の高度な技を学ぶためについて回るのです。
オナガセアオマイコドリの世界も厳しいですね。

なおオナガセアオマイコドリの観察というのはなかなか大変なのだそうです。
深い森の中に住んでいるため、姿を見るのも大変で求愛中のダンスを見ようと思えばかなりの忍耐力が必要となります。
これらの動画はもちろんダーウィンが来た!の映像も貴重なものです。
美しい舞を見れることに感謝しないといけませんね。