病院内などでの携帯電話の利用について電波環境協議会が新たな指針をまとめました。
この指針によれば病室でも原則携帯電話の使用がOKとなっています。
ただあくまでも指針であり、病院ごとにルールを作る際の基準となるものですので指針ではOKでもその病院ではダメな場合もあるので注意が必要です。

現在病院など医療機関での携帯電話の使用については原則禁止ですよね。
その指針の策定は1997年と10年以上前の基準で作られています。
携帯電話が普及してきた時期のもので現在とは環境が違います。
第2世代(2G)携帯電話サービスの終了や医療機器の性能向上で環境が変わっているため、今回新基準が新たに設けられたというわけです。

具体的には
・待合室など医療機器がないところでは、通話も含めて使用可能。
・病室など医療機器の種類が限定される空間では、メールなどのみ使用可能。
・診察室では電源を切る必要はない。
・手術室では、複数の医療機器があり万が一の際に影響が大きすぎることから電源を切る。

このように新指針では定められました。
医療機器有無、そして万が一のリスクを元に定められているので実態に即しているのではないかと思います。

ただ、公共マナーとなると話は違うのではないでしょうか?
病院の待合室で携帯電話で通話されると、具合が悪い時は特にイライラしてしまいます。
待合室で通話が可能という指針が出たからと言って、病院のルールにそのまま取り入れないのではないでしょうか?
あくまで「電源を切らなくてもいい」くらいの取り入れ方になるのではと考えています。

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