JR東日本の駅ごとの乗車人数ランキングが発表されました。
19年に渡って第3位の座を死守してきた渋谷駅ですが、5位に転落してしまいました。
渋谷駅の1日平均の乗車人数が3万人減少したことが影響しました。
順位は以下の通りです。

1位 新宿駅 2位 池袋駅 3位 東京駅 4位 横浜駅 5位 渋谷駅

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渋谷駅の乗車人数が減少した要因には東横線・副都心線直通運転が影響していると考えられます。
この相互乗り入れ開始と共に東急東横線の渋谷駅が地下5階に変更されました。
これがかなり影響していそうですね。
もともと東急東横線の渋谷駅は地上2階にあり、非常にわかりやすい駅でした。
ところが地下5階になったことで他の路線も巻き込んで渋谷駅はとてもわかりにくい、複雑な駅になってしまいました。
複雑化によって東横線からJR山手線への乗り換え客が減少したことが、一因になっています。

渋谷駅で降りにくくなっていることで、3駅先の副都心線「新宿三丁目」まで足を伸ばす人が増えたそうです。
新宿三丁目駅にはあの伊勢丹新宿店や新宿マルイがあり、渋谷よりも買い物目的ならば便利だということです。
また相互乗り入れによって直通になった池袋駅や横浜駅の乗車人数は増加しており、「通過駅」のようになってしまったのかもしれませんね。

直通運転の開始によって電車一本で街が繋がりました。
その影響で人の行動にも変化が起きたのでしょう。
渋谷では「ヒカリエ」もオープンしましたし、街の魅力を上げていくことが乗車人数の増加にも繋がるでしょう。

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