オーストラリアの海に住む危険な猛毒ダコ「ブルーリングオクトパス」を知っていますか?
ダーウィンが来た!の放送でも取り上げられる危険なタコです。
オーストラリアの海には他にも不思議なタコやイカが数多く生息していますが、その中でも特別な武器を持っているのがこのブルーリングオクトパスです。
調べてみました。



ブルーリングオクトパスとは日本ではヒョウモンダコとして知られています。
ヒョウモンダコならば名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?
刺激を受けると青い輪や棒状の模様が浮かび上がり明るい黄色に変化するのが特徴です。
この模様がヒョウ柄に見えることからヒョウモンダコという和名が付きました。
ブルーリングオクトパスは見た目そのままの名前ですね。

このタコは最大でも10cm程度の小型のタコです。
他のタコと同じように体色を変化させて擬態することが出来ます。
しかしブルーリングオクトパス最大の武器は猛毒です。
フグの毒で有名な強力な神経毒であるテトロドトキシンを持っています。
青酸カリの850~1000倍の毒性を持つ非常に強力な毒です。

強力な猛毒を唾液と共に飛ばしたり、噛みついて注入して攻撃します。
噛みつきは痛みを感じないため非常に危険です。
ブルーリングオクトパスの毒々しい模様は猛毒を持つ証でもあります。
この美しい青いリングで外敵を近寄らせないのです。

しかし無敵かと思われていたブルーリングオクトパスにも最近意外な天敵がいることがわかってきたそうです。
それは刺身が美味しいコウイカです。
なぜかこのコウイカには毒が効かないようで、ブルーリングオクトパスが捕食される様子も観測されたそうです。
本当に意外な敵ですね。

ブルーリングオクトパスつまりヒョウモンダコですが、日本でも各地で目撃されています。
東京湾でも生息が確認されました。
万が一見つけても刺激を与えないでください。
刺激を与えると青いリング模様が浮き出て綺麗なんですが、それは威嚇です。
模様が出ていたら絶対に近寄ってはいけません。
まずは見かけても触らない、触ってしまったら近寄らいというのが大切です。